




以前から訪問したかった正尚堂さんに行って来ました。
素晴らしい古美術品の数々にS店主さんのセンスと揺るぎないお目の高さを感じ取れました。
叡山電鉄.茶山駅から一分も掛からない所に有り。
町屋をそのままお店にされています。中に入ると優しい笑顔でS店主が迎えて下さいます。所狭しと着物や時代ものの品々が有り、観るだけでも楽しい空間が広がっています。紅茶やコーヒーもあり趣のある器とお菓子のセットで800円から500円はかなりの値打ちです。着物類の棚には明治.大正.昭和の物凄い手の入ったものがあり古い時代の職人芸の業を観る事が出来ます。勿論.販売もされていますので一度訪問されてはどうですか。絶対満足される筈です。




昨年末、知り合いの方が町屋で会社創設記念のデザインの展覧会をされました。
京都町屋古武と云う名称で西陣にあります。古いままに保存されていて先人の匠の業に改めて感銘を受けました。流石に鰻の寝床と云われるだけあって縦に長い造りです。
玄関口は敷石が幾何模様の様に軽快に敷き積めてあり、左手に寒椿を右に水瓶に蛇の目傘と和の演出も宜しく私を迎えてくれました。
中に入るといきなり立派な屏風があり次の部屋に客待ちの和服姿の美人主催者がおられ、挨拶もそこそこに手入れの整った中庭に沿った廊下をコの字に渡り広い奥間に入ります。
京間の二.三十畳はある大広間に沿ったやたら長い庭と人一人しか通れない廊下が京町屋の趣を見せてくれます。
木造建築で永い歴史を乗り越えられたのは、丈夫さと緩さをバランスよく兼ね備えているからでしょう。例えば、品良く物腰優しくそれでいて強く憂いを持って生きる京女に町屋を例えるのは京女の方に失礼ですかね。
また機会が有れば他の町屋にも行ってみて、京の風情を味わいたいです。



上の写真、これは何と思われますか?化石それとも古い土器。実は若手陶芸作家砂畠朱里さん(京都造形大学在学中)の陶芸作品なんです。
木の表皮を粘土で形を取り石膏で元型を造り、再度粘土で造りあげ焼いたものです。周りに有る小枝も焼き物で、丸いのは木の実を型取ったものです。自然をテ−マに絵画やバフォ−マンス等にも取り組む芸術家でもあります。作品は私が適当に並べました。機能としては特別決まったものはなく、食器だったら刺身なんか置いて、小枝ははし置きにでも使って下さいとの事てす。
もう一点の器はこれも若手陶芸作家坪田結花さん(同じく京都造形大学在学中)の作品です。
大学の企画する丼展の出展用の丼だったそうですが風合いが丼にしては何とも上品なんです。白く輝く結晶が底にバランスよく納まっています(作家自身はあまり気に居って無いみたいです)。他の作品を観ますと、多分無意識の生活の中からのものだと思われますが色の組み合わせと形が実に品良く仕上げられていて、造形が何たるかを本能的に理解されている作家さんなんです。多分、自身気付いていない多くの隠れている部分が今は粗削り状態で潜んでいますがこれからそれらのものがドンドン表に現れるてくるのではないでしょうか。その兆しと魅力が、この丼を観ていると感じとれるのです。底に溜まった結晶は、きらきらと輝く作家が見つめる未来の万華鏡の様です。
若い感性の違う作品と出会い感動出来る事の素晴らしさに感謝する事と、真剣に向き会える物が日常に有るのは楽しい事ですね。
この二点の陶芸作品はギャラリーSOMALIの初春常設展で觀る事が出来ます(非売品ですよ)。来春に二人の作品展の企画予定ががあります。





⇒ 海月(a-h) (01/05)
⇒ アート工房 SOMALI 七江 (11/26)
⇒ (11/25)
⇒ 神経質 (11/25)
⇒ アート工房 SOMALI 七江 (11/24)
⇒ 海月(a-h) (11/24)
⇒ ねこきち (11/23)
⇒ ねこきち (08/16)
⇒ josefu (07/16)
⇒ ねこきち (07/14)